『講中』の意味
「講中」とは信仰を共にする仲間を指す言葉です。
「風の盆講中」は当寺の趣旨に賛同し、この二百十日を単なる民謡の集いではなく、宗派を超えて共にご先祖のご苦労を偲び、感謝申し上げようとする人々により、平成6年秋に結成されました。
毎年9月3日には境内の「風の盆の碑」前において、ささやかな仏事を執行する事により、諸々の先人に追悼の誠をささげ、講中独特のおわらの歌詞と合掌の所作を通じて、一人でも多くの方に
「生かされている幸せとその意味」を考えていただき、
「いのちの尊さ」を感ずる輪を広げて行きたいと志しています。
このため講員は腕輪念珠をつけ、背中には紋代わりに「浄心」(みほとけ様のこころ)と染めた衣装をつけております。
その参加者は県内はもちろん、石川、大阪、京都、愛知、東京、遠くは九州福岡、鹿児島にまで及んでいます。
またこの趣旨に協賛して下さる寺院方より、現在は県外に宗派を超え、いくつかのお仲間も誕生しています。